石橋を創って渡る。

日々の創作日記。 このブログは、パソコン版表示を推奨します。 記事は横へと動くようになってます。

創作日記。 17

新しいショートショートはとりあえず置いといて、長編を進めることにする。

おおまかなプロットは完成しているので、次は語り部の性格や経歴を書く作業をする。今書こうとしている語り部は、臓器や体の部位だったりするので、性格はともかく経歴が難しい。

人間以外のモノを語り部にするのも難しくて、臓器にどのくらいの知識量を持たせて語らせるかが重要となる。〝限られた情報量〟がテーマでもあるから、対象となる臓器が何を知っていて、何を知らないのかを明確に分けなければならない。

演技の本を読んだはいいけれど、人間以外の物を演じるコツは書かれていなかった。誰かに具体的な演技の話を聞きたいと思って、青二塾卒の友達が居たことを思い出して、連絡をとってみた。友達に「どうしたら臓器になれるかな?」と尋ねると、「ごめん分からない」と言われた。やはり臓器の演技はかなり難しい。

余りにもリアルに描写するとグロテクスだし、デフォルメをしすぎても臓器っぽくなくなるかもしれない。そもそも臓器が語り部の時点で可笑しな訳だから、読者にどういった想像を誘うかも重要である。

思い切ってファンタジーのような表現をしてもいいかもしれない。「不思議の国のアリス」や「ムーミン」などの不気味さのあるファンタジー要素が、臓器の不気味さに通じるものがあると思う。けれどやりすぎると童話的なイメージになってしまうので、しっかりとした調節が必要である。